ご挨拶
2015年に青年部を発足してから、経験豊富な初代田中会長のもと、幾度も議論を重ねて運営や様々な事業の開催をして参りました。
そして、勝野会長のもと、2019年度には「第24回ビルメンテナンス青年部 全国大会 ㏌愛知」を開催し、各地青年部の活動報告などを通じた情報交流により、ビルメンテナンスの次代を担う青年が研鑽できる機会となりました。
その後、世界的にコロナ禍が始まり、先代鈴木会長のもとでは、オンラインを活用した研修会・交流会など積極的に取り組みました。
本年度は、コロナ禍が終息に向かうwithコロナのスタートの年と捉え、会員が部会所属の意義を感じられるように、安全等を考慮しつつ、活発な委員会運営及
び役員会運営を通じて、会員の資質向上及び会員間の交流が図れるような部会活動を行ってまいります。また、ホームページ等を積極的に活用して青年部の活動を内外に発信してまいります。
そして、コロナ禍では困難であったリアルな活動や交流も増やしながら、業界の発展や地域貢献につながる青年部ならではの新たな試みなども引き続き模索し、
楽しみながら活動してまいります。
青年部 会長
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2024年9月27日研修会事業レポート
2024年9月27日(金)に大成研修センターにて「下請法制度研修会」と題して研修会事業を開催し、青年部会員26名が参加しました。
今回の研修会は2部制になっており、公正取引委員会事務総局 中部事務所 下請課から二名の講師をお招きし、第1部は下請取引調査官の丹下一尚様、第2部は下請課長の勝上一貴様に講演していただきました。
第1部は下請法の概要、下請法での親事業者と下請事業者の定義、下請法の適用対象となる取引の分類を説明していただき、第2部では下請法での親事業者の義務及び禁止事項の事例をもとに、スライドと資料を使ってわかりやすく説明していただきました。
製造業には下請法に適用対象となる取引が多く、今回の講演でも製造業の事例が多い中、ビルメンテナンス業界は「役務提供委託」(役務の提供を請け負っている事業者がその役務を他の事業者に委託する)の分類の取引が対象になるそうです。親事業者が発行する発注書の内容が重要なことや、支払期日が下請法で定められており、その支払期日を過ぎると延滞利息の支払い義務が発生する事等を説明して頂きました。
講演後の質疑応答の時間では多くの質問が出され、参加された方々の下請法に対する関心が高いことがわかりました。
今回参加された会員の皆様は親事業者の立場の方が多い中、数少ない下請事業者の立場の私自身も学ぶことが多くあり、下請事業者は下請法で守られていることを実感することができる講演となりました。
今回の研修会で学んだことを各人が会社に持ち帰り、今一度自社の取引を見直し、親事業者と下請事業者がお互いに法律を理解し、より良い関係を築くきっかけになればと思います。また研修会後の懇親会に於いても、引き続き活発な意見交換ができ、たいへん有意義な会となりました。
最後になりますが、今回講演していただきました公正取引委員会事務総局 中部事務所 下請課のお二方、事務局の皆様、青年部会員の皆様のご協力により無事開催出来ました事を改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
第27回ビルメンテナンス青年部全国大会in新潟に参加して
全国の各青年部が一堂に会する全国ビルメンテナンス青年部全国大会ですが、そのなかで、今回新潟で開催された全国大会に参加して感じたことを報告させていただきます。
『新しい発見と挑戦』を大会の本テーマに「『両利きのサービス』を考える」~経営における短期的視点と長期的視点のバランス~という講演を行った今大会ですが、新潟県の青年部が、能動的ではなく主体的にも意識的にもビルメンテナンス業界を発展させていきたいという強い思いが顕れていたテーマであったと思います。
聴講して特に感じたのは、我々ビルメンテナンス業界に携わる者たち自身が自発的に社会に与えたいサービスと、社会から潜在的に求められるサービスとには、大前提そもそも“差”があり、その“差”を知ることが、講演内で言うところの“学習”というべきものであって、かつてそれは飽く迄も、個々の企業や従事者の社会ニーズへの個別的関係性の上に実証できる、経験則で認識されてきたものであったことでしょう。
つまり、従来は業界全体のしくみとその関係性に基づく学習の構図(学問的なアプローチ)ではなかったところに焦点を当てて講演テーマ設定をしたところに今回の新潟大会の特色があったと言えます。講演者の伊藤龍史氏曰く、「学問と実務は本来両利き」という言葉に表されているところに、氏の伝えたい論旨があり、まさしく学習とサービス(実務)という行為は、ビルメンテナンス業界と社会ニーズの関係性の水準を表す指標の一つといえ、サービスそのものを与える側、つまり我々業界側とサービスそのものを求める側、つまり社会ニーズの側との関係性を「変動性・不確実性・複雑性・曖昧性」という概念を鍵に分析することが本源的問題に密接に関係しているとも論じ、総じて全体的に学術的アプローチの性格の強い全国大会であったことが今回の新潟大会の特色の一つでもあったと言えましょう。
新潟の地は、米どころ(一大供給地)であると言っても、異論をはさむことはないと思いますが、そのことから類推できる歴史的事実を掲げると、一つは米作りの機械化以前、人口最多の地であったこと。かつて手作業であった米作りには周辺の村中村民全てがそれにかかわるほど沢山の人手を要した(明治初め頃の都道府県別日本の人口が最も多い県が新潟県であったほど。)ことから、そうした人的経済的土壌が影響を及ぼし、明治以降に所謂、豪農・豪商が多く生まれ、かつては古代から近世までは五畿七道による経済・人材の流入が主だったのが、近代以降の鉄路線の繋がりによる関東地との強い連携での経済・人材の流入へと変化を遂げていく。近代以降、新潟出身の有力人が多いのもこの要因が大きいでしょう。また次に、米作りに必要な多量かつ良質な水の源地でもあったこと。この良質かつ豊富な水の存在が今なお続く酒造りのみならず、近代に至り、新潟港が幕末開港五港の内の一つに選定された理由の一つであった。(近世より既に北前船港として成立していたが、寄港する各外国船に多量かつ良質な真水飲料水を補給できるため。)こうした、歴史的土壌が今日の新潟の物事に対する合理的な思想に基づく勤勉さを示していると言えます。
しかし、懇親会で信濃川にサプライズの打ち上げ花火を披露するなど、文化的側面だけでなく、おもてなしを通じて皆で楽しむという新潟流のサプライズに各県の青年部会員も大きく沸き立ちました。
青年部全国大会の意義は、今回の新潟大会が好例のように、一つの場から全国へ影響を波及させていくだけではなく、全国大会という場を通じて普段からの全国各地の躍動を互いに関係させ合い相互振興的・相互連鎖的に波及していき、未来の社会を創造する場を与えてくれるところにあろうと思います。
このことからも、青年部の活動とは、ビルメンテナンス業界という大きな枠組みの中での出来事だけにとどまらず、全国の各青年部という母体と、その構成会員を通して纏まりながら未来社会の創造の担い手として大きく躍動させていくことにほかならないと思います。新潟で会した全国の各青年部と談話をしながら、また新潟の風景を眺めながら、必ずやビルメンテナンス業界を担う関係各社・有志が将来の社会を発展させていく姿を想起させられました。
2024年5月27日青年部総会レポート
2024年5月27日(月)15時から愛知ビルメンテナンス協会 会議室にて、青年部定時総会を開催致しました。
重森会長の挨拶では、昨年度の振り返りや新年度への意気込み抱負を語っていただきました。
議長の古谷氏の進行により、第一号議案2023年度の事業報告、収支決算報告の承認がされ、第二号議案の2024年度の事業計画案と収支予算案は審議の上、承認されました。
今年度で卒会を迎えました大岡三洋さん(株式会社三清社)、戸田晶さん(中日コプロ株式会社)、南宏和さん(株式会社テラモト)、誠におめでとうございます!
総会後には懇親会を「座座ふしみ」にて開催しました。大山副会長の挨拶に始まり、鈴木監査役の乾杯の後、すぐに5名の新入会員の自己紹介タイムが設けられました。新入会員を中心に席を交代しながら多くのメンバーと交流、賑やかな雰囲気の中で情報交換もできました。そして、会の終盤には、南宏和さんに卒会のご挨拶をいただきました。
愛知ビルメン青年部が設立9年目を迎えようとしていますが、チャーターメンバーの一人でもある南さんが卒会を迎えられるのは時間の流れと青年部の成長を感じられました。2024年度も新入会員の皆様と共に、青年部事業にて新たな学びと経験ができる活動に取り組んでいきたいと思います。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2024年2月9日研修事業レポート
2024年2月9日に東京都江東区に所在するミチノテラス豊洲にて「豊洲スマートシティ施設見学及び研修会」と題した研修会を開催しました。
本事業には、青年部会員15名が参加しました。
施設見学に先立ち、当該施設の開発に携わられた清水建設株式会社の田中様より、施設が出来るまでの経緯、スマートシティとしての取組などについてのご説明を頂きました。ビルのDX化や同社が開発されたビルOS(DX-Core)など、普段我々が「難しそう」と思っていることについて、分かりやすく教えて頂きました。
田中様からのご説明後、施設見学となりました。最初にエントランスホールでは、無人受付機や自律式清掃ロボットについてのご説明を頂きました。
見学前に聞いていた「ビルOS」という難しそうな話も、「清掃ロボットが指定された階まで自ら移動して、自動ドアを開けて、エレベータに乗って移動し、移動した階で清掃する」という実例を元にご説明頂いたことで、理解を深めることが出来ました。
その後、高圧電気室や屋上の発電機など、ビル関係者でなければ見ることの出来ない施設を見学しました。
参加者の多くは、必ずしも普段の業務で設備管理業務に携わっている訳ではありませんでしたが、アテンドして頂いた現場の実務責任者の方などに熱心に質問する姿が随所に見られ、本事業に対する高いモチベーションが感じ取られました。
約2時間の施設見学の後、株式会社ビルポの稲垣様より「スマートビルディングにおけるメンテナンスの役割」について、講義研修を行って頂きました。
我々の業界にもDXが求められているという内容を、清掃ロボットの導入などを例に分かりやすくご教示頂きました。
また我々の常識となっている「仕様発注」ではなく、これからの時代は「性能発注」が求められていくというお話は、目から鱗とも言える内容で、参加者も新たな見識を手に入れることが出来たと思います。
今回の開催につきまして、関係各位の皆様、事務局の皆様に感謝申し上げます。誠に有難うございました。
青年部親睦ボウリング大会
2023年11月29日(木)に親睦ボウリング大会を開催しました。新入会員も増えていることもあり、会員交流会を通じて、お互いをよく知り、今後の活発な活動に繋げていくことが目的でした。
第1部はスポルト名古屋にてボウリング大会です。重森会長の始球式での見事なストライクで、スタートしました!チーム戦、個人戦で競い合うなか、ストライク、スペアが連発し、ハイタッチや笑いが絶えないゲームで大いに盛り上がりました。
第2部は、プロント鶴舞店での懇親会です。表彰式では、団体戦、個人戦上位はもちろん、とび賞などで、総務委員会厳選の賞品が授与されました。入賞を逃した方は、協賛いただいた今福賞、リブライト賞や会長賞、参加賞を、ハズレなしのじゃんけん大会で獲得されました。参加者は積極的にテーブルを移動し、近況の報告や業界の動向、情報交換をしたり、新しい会員さんと自己紹介をしたりと、お互いコミュニケーションを深めることができました。入会予定者の方もご参加もあり、楽しく会の雰囲気を感じていただけたようで、たいへん有意義な会となりました。
今回の開催につきまして、関係各位の皆様、事務局の皆様、総務委員会の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
第26回ビルメンテナンス青年部 全国大会in愛媛
第26回青年部全国大会が令和5年10月12日(木)、13日(金)の2日間、愛媛県松山市にて開催されました。
愛知ビルメンテナンス協会青年部からは12名が参加しました。
フライトの時間が早朝だったため、全国大会が始まる前には道後温泉まで足を伸ばし、名物の宇和島鯛めしを食べました。
温泉街を散策しながら司馬遼太郎著で有名な「坂の上の雲ミュージアム」の見学もして、歴史を学び、愛媛を堪能することが出来ました。
全国大会の基調講演会は(株)エンカレッジ玉野聖子氏の「PEP TALK 組織活性化のコミュニケーション」でした。
ペップトークは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチです。
スポーツ現場はもちろん、家庭で、職場で、教育現場ですぐに実践できるシンプルでポジティブな言葉を使ったコミュニケーションです。
積極的、前向きな考え方を持つことの大切さ、リーダーの肯定的な言葉・解釈・伝え方によって組織が活性化することの重要性を学びました。
大会式典には愛媛県知事をはじめ多くの来賓の方々の祝辞を頂き、懇親会では各テーブルにて他県の青年部の方々と交流を深めながら、情報交換をしました。
同じ業務でも、地方や市場によって、課題や悩み事は違い、興味深く話をすることができました。
愛媛の「お接待のこころ」が息づく文化の様々なイベントが企画されており、大いに盛り上がりました。
二日目はアクティビティの部とゴルフコンペの部に分かれ、アクティビティはしまなみ海道をサイクリングしてその後バーベキューを行い、ゴルフコンペはエリエールゴルフクラブ松山にてプレーしそれぞれ親睦と交流を深めました。
次回開催県は新潟です。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2023年8月21日研修事業レポート
2023年8月21日に大成研修センターにおいて、「ハラスメントとパパ育休制度 研修会」と題して研修会を開催しました。今回は4年ぶりに会場参加のみでの開催となり、青年部会員ならびに会員会社の社員24名が参加しました。
今回の研修会は、特定社会保険労務士・産業カウンセラーの松下 操様を講師にお招きし、「職場でのハラスメント対応」及び「パパ育休制度」について講演して頂きました。
「職場でのハラスメント対応」については、昨今増加傾向にある各種ハラスメントに関して、企業が取るべき対応はどのようなものか、どのような心構えで臨むべきか実例を参考にした内容でした。また途中に「職場のハラスメント度チェックリスト」を使い実践的に学ぶことが出来ました。「パパ育休制度」についても、今後企業が取り組む必要のある各種ルール作りについて分かりやすく、ご講演頂き理解を深めることが出来ました。
会の最後には質疑応答の時間が設けられましたが、多くの質問が出され、これらの問題に対する関心の高さが窺い知れるものでした。
会を通して、今回の気づきを各人が会社に持ち帰り、自分本位にならず他者を思いやる企業風土を作っていくことが大事である、と感じる研修会となりました。
今回の開催につきまして関係各位の皆様、事務局の皆様、事業委員会の皆様に感謝申し上げます。誠に有難うございました。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2023年5月25日青年部総会レポート
2023年5月25日(木)16時から愛知ビルメンテナンス協会 会議室にて、青年部定時総会を開催致しました。
新型コロナウイルス感染症が、5月8日以降は5類に移行されたこともあり、感染対策に配慮しながらも、通常通りの総会をすることができました。
総会は、出席者26名となり、鈴木会長の挨拶から始まりました。議長の與語氏の進行により、2022年度の事業報告、収支決算報告の承認と2023年度の役員選任の件、事業計画案と収支予算案は審議の上、承認されました。
重森新会長の挨拶では、新年度への意気込みや抱負を語っていただきました。2023年度は、本格的にコロナ禍が収束を迎えようとしており、多くの対面活動が再開されます。新入会員も増えていますので、気持ち新たに活発な活動に取り組んでいきたいと思います。
4年ぶりの総会後の懇親会となり、大変盛り上がりました。
卒会の勝野宣也さん、澤田尚希さん、福岡輝道さん、古谷徳生さん、吉野宏さん、おめでとうございます!
新入会員の皆様とも交流ができました。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2023年2月20日会員交流事業レポート
2023年2月20日(月)にホテル名古屋ガーデンパレスにて交流事業を開催しました。
2部制にして第一部に新春講演テーマ「青年部に期待すること」として愛知ビルメンテナンス協会会長 吉田治伸様に登壇頂きました。
講演内容は3つのテーマでお話しいただき、
① ビルメンテメンテナンス業への想いとして、如何に顧客から「ありがとう」と言われる機会を従業員に作ってあげられるか、給与だけでない「やりがい」を創る重要性。
② 青年部は信頼できる仲間(会社)を作れる場であり、社会貢献活動や知識の向上など様々な機会を提供してくれる場でもある。自社がより良い会社に成長できる機会を与えてくれるので活かして欲しい。
③ 青年部に期待する事としては、一企業では出来ない取り組み・コネクション作り等、若い世代だからチャレンジできる事があるので青年部しか出来ない事業を期待している。
等のお話を頂きました。
青年部の今後の在り方についての道標を示して頂き進むべき方向性も見えたと感じます。
第二部は「新春の集い」として「ものまねタレント」太田圭亮氏にて余興を開催し、最後まで笑いに包まれ部員間の交流を深めることが出来ました。
青年部の今後の在り方を考える道標となったとともに、部員全員の懇親が図れ、開催目的通りの事業とすることが出来ました。
今回の事業を活かし今後の青年部の更なる拡大と発展に繋げていきたいと思います。
末筆ながら、講師を請けて頂いた吉田治伸協会長と交流会を盛り上げてくれた太田圭亮氏に改めて感謝申し上げます。
また、交流事業に参加頂きました青年部会員の皆様にも感謝申し上げます。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2022年12月9日研修事業レポート
2022年12月9日に名古屋市立守山養護学校にて、「障がい者教育の現場を知る」というテーマで見学研修会を開催しました。これは、今年の8月10日に開催した「ビルメンテナンスと障がい者雇用の今と未来を考える」という座学での研修会に続く、障がい者雇用促進事業第2弾として企画しました。
まず、前回講師を務めて頂きました教務主任の先生から、学校の教育目標や教育課程、時間割や授業の様子などのお話を頂きました。
次に進路指導の先生より、就職された卒業生の活躍ぶりや、就職してみての感想、後輩に向けたメッセージ映像を見せて頂いた後、実際に授業をしている教室内にも入らせて頂き、生徒さんから直接お話していただく事ができました。
我々が障がい者雇用について理解が足りないことからくる悩みや不安が、今回学校を訪問させて頂き、元気でハキハキとした生徒さん達を見る事ができたことで、障がい者雇用に向けて更なる一歩を前進する事ができる研修会であったように思います。
学生の皆さんは、社会で働くための知識、生活をしていくために役立つ知識を一生懸命に学んでいました。次は、我々がどう迎え入れられるかを考える番です。
法定雇用率を満たすためだけではなく、人手不足解消の一つとして、また社会貢献として障がい者雇用を考えていけたら、今回の研修を成功で終われるのではないかと思います。
末筆ながら、第1弾・第2弾と、名古屋市立守山養護学校の先生方には本当に色々と教えて頂きました事、感謝申し上げます。 また、研修会にご参加を頂きました青年部会員の皆様にも感謝申し上げます。 ありがとうございました。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2022年11月9日研修事業レポート
2022年11月9日(水)に中区栄1丁目の富士フィルム名古屋ビルにおいて「いま知っておくべきサイバーセキュリティ」と題して、青年部会員ならびに協会会員企業を対象に研修事業を開催しました。
コロナ禍での開催のため、会場参加とリモート参加に分けマスク着用・検温・アルコール消毒など感染対策を徹底したうえでの開催となりました。
昨今の企業活動におけるインターネット活用は、業務の効率化や省力化を図るなどの恩恵を享受する一方で、サイバー攻撃のリスクを常に抱え、経営者の頭を悩ませる問題の一つになっています。ネットワークに接続する端末の問題だけでなく、取引先の機密情報の漏洩など多岐にわたる被害報道を耳にする中で、リスク回避にはどのような対策をすべきなのか関心の高い問題です。そこで今回の研修では、富士フィルムビジネスイノベーション(株)で約20年にわたりIT関連やサイバーセキュリティ対策を担当されてきた、その道のプロフェッショナルである太田勝彦様に講師を依頼し、「エモテット」や「ランサムウェア」など迷惑メールから侵入し、インターネットから悪意あるコードを呼び込んだり、他者に感染したりする事例の紹介とその対策などを平易な表現で分かりやすく説明していただきました。パスワード管理でも、複雑なパスワードを設定し、いくら面倒でも高い頻度で更新することが外部からの進入や乗っ取りの防御策ともお話しいただきました。事前アンケートにて参加者の現状や意識を確認したうえでの研修でしたので、聴講者のレベルにあわせた表現での話が「専門用語ばかりでなく分かりやすかった」と参加者より評価いただきました。今回の事業も委員会メンバーの様々なアイデアにより、工夫と手間をかけたことが高評価につながったと私自身率直に嬉しく感じました。
最後になりますが、今回の勉強会開催にあたり、富士フィルムビジネスイノベーション(株)の皆様には、会場から講師、設営にわたり多大なるご協力をいただき、この場を借りて御礼申し上げます。また、協会所属企業のリモート参加者、青年部員にもご協力いただき感謝申し上げます。この研修を機にご参加いただいた各企業の情報セキュリティ対策がより進むことを期待したいと思います。ありがとうございました。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2022年9月16日研修事業レポート
2022年9月16日(金)今池大成研修センターにおいて、青年部事業「交流会&講演会」を青年部会員ならびに新たに入会を検討される方もお誘いして開催しました。
新型コロナウイルス第7波の急速な感染拡大に伴い、ランチ交流会も一時は開催も危ぶまれましたが、感染対策を徹底した上で無事開催することが出来ました。
事業の内容としましては第1部で交流ランチ会が行われ、各自「自己紹介カード」を持ち寄り、お弁当を食べながら和やかな雰囲気の中でお互いの理解を深める交流が出来ました。(参加者21名)
第2部の講演会では愛知ビルメンテナンス協会監事の加藤義幸先生をお迎えして「デジタル庁設立のねらいを学び、今後の対応を考える」と題して、コロナ禍において社会のデジタル化が急速に進む中で、我々企業にとってどのような影響があるのか、また世界各国と比べ日本のデジタル化がいかに遅れをとっているのか多くの事例をもってご講演して頂きました。
また、来年度から始まるインボイス制度の概要についてもお話頂き、理解出来ていなかった内容も多く会員の方からも様々な質問が出ました。
その他の内容としまして、ナッジ理論と呼ばれる人の心理効果を利用した手法をご紹介頂き、従業員教育を行う上で大変勉強になりました。(参加者27名)
新型コロナウイルスの感染によって私たちの暮らしにもデジタル化が一気に進み生活の在り方が変わってきています。
その中で私たちの業界においてもDXを推進させ、より人々の暮らしに寄り添ったサービスを考える機会とすることができました。
関係者各位、事務局の皆様、青年部会員の皆様のご協力により無事開催出来ました事を改めてお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2022年8月10日研修事業レポート
2022年8月10日(水)に大成研修センターにおいて、「ビルメンテナンスと障がい者雇用の今と未来を考える」と題して、青年部会員ならびに会員が所属する社員を対象に、研修事業を開催しました。
コロナ禍での開催のため、会場参加とリモートでの参加に分けて行い、マスクの着用・検温・アルコール消毒など感染対策を徹底したうえで、開催することができました。
昨今世界的に人材の多様性の尊重が叫ばれており、企業においても誰でも働きやすい環境を整えることが推奨されています。とりわけ障がい者を雇用することは、企業の社会的責任であり、障がい者の法定雇用率を満たすことは法令で定められています。
ただ一方で雇用する側に知識不足に起因する懸念や不安があり、なかなか踏み出せていない企業もあるのが実情です。
第2部では、障がい者を雇用する会員企業を代表して、大成(株)伊藤主任・コニックス(株)渡邉課長・名古屋昭和建物サービス(株)小川係長の3者によるパネルディスカッション形式で、「ビルメンテナンス企業の障がい者雇用取組事例」について討議していただきました。
実体験に基づいたトラブルやその対処方法、採用時に重視している点や実際に働いている率直な意見など、各社様々な意見が飛び交いました。
今回の研修会を機に参加企業が、障がい者雇用に一歩踏み出すきっかけとなったのではないかと思います。
最後になりますが、今回の開催につきまして関係各位、事務局の皆様、青年部会員の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
2022年度青年部総会開催
2022年5月31日(火)15時から大成研修センター4F大会議室にて青年部定時総会を開催いたしました。2019年の開催以降はコロナ禍によりリモートでの総会開催を行っておりましたが、今回は感染対策を徹底したうえで、対面にて開催を行うことが出来ました。
総会では、鈴木会長((株)鈴木建物管理)の挨拶から始まり、議長の勝野氏((株)セイコー)の進行により、2021年度の事業報告・収支決算報告及び2022年度の事業方針・計画・収支予算が審議可決されました。
3年ぶりの対面開催という事もあり、総勢27名の会員が出席し、すべての審議が可決された後には、新入会員の紹介と合わせて参加者全員に挨拶の時間を設け、ひとりずつ自己紹介と挨拶を行い、改めて青年部活動における懇親の場という醍醐味を感じることができる有意義な時間となり、ポストコロナに向けて徐々に活動が始まっていく2022年度を会員が一丸となりスタートすることが出来ました。
最後になりますが、多数の会員の皆様のご参加と感染対策のご理解ご協力、設営に携わって頂けた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2021年9月2日研修事業 レポート
2021年9月2日(木)に大成研修センターにおいて、「ビルメンテナンス業務におけるBCP(事業継続計画)策定の重要性と最新の資機材事情を知る」と題して、青年部会員ならびに会員が所属する社員を対象に、研修事業を実施しました。
コロナ禍で行う事業ということで、会場参加とオンライン参加に分かれて行い、会場については収容人数過半数以下、マスクの着用、アルコール消毒、検温の実施など感染対策に努めて行いました。
事業の内容としまして、第1部で共衛 三橋様を講師に迎え「BCPの策定と重要性について」講演していただきました。三橋様はBCPについて各地のビルメン協会で講演をしており、ビルメン業界にその必要性を伝えるための活動をしております。直近では月刊ビルクリーニング2021年3月号に「中小ビルメン企業はBCPにどう取り組んだらよいか」というタイトルで記事が掲載されております。
今回もビルメンの視点からBCPの策定と重要性について詳しくお話ししていただきました。
共衛 三橋様の講演
第2部は(株)今福、(株)リブライト、(株)テラモトの3社(賛助会員)によります、最新の資機材事情について講演していただきました。前半は(株)テラモトの「IOTを活用した巡回清掃のスマート化」、後半は(株)マキタによる「コードレス化がもたらす次世代のビルメンテナンス」で講演していただきました。
青年部の研修事業の中で賛助会員が中心になって行う事業は初めてでしたが、会員の皆様が普段から使用される資機材でもありますので、最新の資機材事情につきましては今後も定期的に行っていきたいと思います。
(株)テラモトの講演
(株)マキタの講演
今回は緊急事態宣言下ということもあり、開催できるのかという不安もありましたが、感染対策を万全に行い、当日皆様のご協力もあり無事に研修を行うことができました。
昨年のリモート研修に続き、今回もWithコロナの環境下でも研修事業の在り方を示すことができたのではないかと思います。
今回の開催につきまして関係各位の皆様、特に準備をしていただいた事務局の皆様、事業委員会の皆様に感謝申し上げます。誠に有難うございました。
2021年5月28日 議長や議案上程者等を除き、zoomを活用したリモートでの総会を開催しました。議長の藤崎氏(ホーメックス株式会社)の進行により、2020年度の事業報告、決算の承認と2021年度の事業計画、予算案が審議され可決しました。人事案も勝野会長より新会長として鈴木会長へバトンが渡され新役員体制も承認されました。昨年の電子メールによる議事進行から進化し、初のリモートでの開催となりました。
リモート総会の様子
総会後は引き続き卒会者を送る会と題してリモートでの懇親会が事業委員会にて行われ、卒会者の永年の労を労いました。
会長と卒会者澤田さん
会長と卒会者長谷さん
愛知ビルメンテナンス協会 青年部 2020年11月27日研修事業 レポート
2020年11月27日(金)に大成研修センターにおいて「withコロナ時代におけるITツールの活用と感染症対策」と題して、青年部の会員ならびに会員が所属する会社の社員を対象に、そして愛知ビルメンテナンス協会の会員様にはオンラインでご参加いただく形で研修事業を実施しました。
コロナ禍で行う事業ということで、大成研修センターは収容可能人数の半数以下の定員にし、マスクの着用、検温の実施、アルコール消毒を徹底するなど感染対策に努めました。またオンラインで研修の模様を配信することにより外部からでも参加することができる環境を整えました。
研修事業の内容としまして、前半の部でリコージャパン株式会社の鈴木晃一様をお招きし、with
コロナ時代のITツール活用方法について講習をしていただきました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークが推奨されるようになり、それに伴い勤怠の管理を見直す動きが拡がっています。鈴木様には、具体的なITツールを挙げながらリモートワークの導入と注意点について、さらにはITツールを活用した勤怠管理の事例をについて分かりやすく説明していただきました。
後半の部では公立陶生病院の武藤義和先生をお招きし、医療の観点から見た新型コロナウイルスの実態について講習をしていただきました。新型コロナウイルスという見えない敵の実態について私たちに分かりやすく説明していただき、様々な情報が錯綜する中で正しい情報に基づいて行動することの大切さを学びました。
今回はオンラインで講習の模様を配信するという初めての試みでしたが、改善点はあったものの、ご参加いただいた皆様に無事に講習の模様を配信することができました。withコロナの環境下における研修事業の在り方を示すことが出来たのではないかと考えています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、青年部の活動も縮小せざるを得ない状況が続いていましたが、こうした状況でも実施可能な事業があるのではないかと模索する中、今回の研修事業の実施に至りました。
新型コロナウイルスとの戦いは長期化する様相を呈していますが、新型コロナウイルスと正しく向き合いながら、今後も業界の発展に寄与する事業を開催して参ります。
今回の研修事業は関係各位の皆様のご協力を無くして、開催することはできませんでした。お力添えいただいた愛知ビルメンテナンス協会の会員の皆様、事務局の皆様、青年部会員の皆様に感謝申し上げます。この度は誠に有り難うございました。
第24回ビルメンテナンス青年部 全国大会in愛知
2019年10月24日(木曜)にホテル名古屋ガーデンパレスにおいて「第24回ビルメンテナンス青年部 全国大会in愛知 ~新たな時代の開拓者を目指して~」を開催しました。
2015年11月に開催された神奈川大会(横浜)で、全国大会の開催を打診されましたが愛知青年部が同年10月に発足したばかりであったためお断りをした経緯もあり2017年に立候補して今回の開催に至った次第です。
青年部全国大会は各地で活動しているビルメンテナンス業界の青年部員が1年に1度集まって、部会長・代表者会議、時代のニーズに合致した演者による講演や特定の課題について話し合うテーブルディスカッションなどの勉強会、大会式典、懇親会。翌日はエクスカーションとゴルフで構成されており、開催地の青年部員が英知を集結して、その内容を練り上げた事業です。
愛知大会では自らの部会では未知の領域を知り、今後の青年部活動に生かしてもらうことを主眼において「各地青年部 活動報告」と題して16道府県から、過去に実施した事業(自己啓発事業・清掃奉仕活動・視察など)の発表をしていただきました。所属部会の代表者が発表していたためか、参加者が席を立つこともなく熱心に聞き入っていました。
式典では愛知県、名古屋市、全国ビルメンテナンス協会一戸会長、愛知協会加藤会長からご挨拶を頂き、特に一戸会長からは「2020年東京オリンピックへの協力要請」も含めた青年部の活動に対する大きな期待を込めた激励を受けました。
懇親会では全国大会で優秀な成績を収めている愛知工業大学名電高等学校 吹奏楽部によるBGMで参加者が入場着席された後、動きを伴う迫力ある見事な演奏で3曲披露していただき、乾杯の発声後は準備していた日本酒などと共に歓談の花が会場内で咲き乱れました。
歓談が進み、「お掃除ユニット名古屋クリアーズ」のショートライブの後、次回2020年の開催地である兵庫県代表者によるご案内、また2021年の開催地も愛媛県に決定した報告を持って閉宴。若さ溢れる参加者は、場所を移してさらに交流を深めるために時間を忘れて語り合いました。
翌日は暴風雨の中、エクスカーションとゴルフに分かれての活動。風雨に悩まされながらも親睦と交流を深め、参加者は2020年兵庫での再会を誓って各自の故郷への途に就きました。
振り返ってみると反省点や改善点が多すぎて手がつきませんが、ご支援をいただいた愛知協会役員、協会員各社、賛助会員企業、また協会事務局の皆々様のご支援ご協力があって青年部全国大会を終えることができました。
心から御礼を申し上げるとともに、至らなかった部分は今後の青年部活動に生かしていきたいと存じます。誠にありがとうございました。
2019年5月21日(火)午後4時30分から開催され、野牧議長の議事進行により平成31年度事業報告・収支決算報告及び2019年度事業方針・計画・収支予算が審議可決されました。
また、新たな役員のご承認もいただき、田中会長を筆頭とした前年度役員からのバトンを受け取りました。
今年度は「ビルメンテナンス青年部 全国大会in愛知 ~新たな時代の開拓者を目指して~」が10月24日(木)にホテル名古屋ガーデンパレスにて開催されます。
全国からお越しいただく青年部の方々に有意義な大会であったと思っていただけるよう、愛知青年部メンバーが心を一つにして準備設営に邁進してまいります。
青年部交流事業【青年部全国大会について学ぶ~高知から愛知へ~】開催報告書
2019年2月15日(金)14時より、愛知ビルメンテナンス協会事務局会議室に於いて、【青年部全国大会について学ぶ~高知から愛知へ~】と題した勉強会を開催しました。
当会からは18名の会員が参加しました。
2019年10月24日(木)、25日(金)、青年部全国大会in愛知が開催されるにあたり、現在準備を開始しておりますが、ここで、一昨年全国大会を開催された一般社団法人 高知ビルメンテナンス協会青年部の会長 中越雄二様、全国大会実行委員長 日之西 聖悟様を名古屋にお招きし、全国大会事業の良かった点や御苦労があった点などをご教示頂きながら、改めて全国大会の意義や、今後の可能性を考える会としました。
中越様、日之西様には、ざっくばらんに多種多様な質問をさせて頂きましたが、当会に目線を合わせ、一つひとつの質問に丁寧に御答え頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
18時からは、会場を移し、食事歓談をしながら、日頃の青年部の活動内容や全国大会の話は勿論のこと、ご当地話や趣味の話などをし、酒を酌み交わしながら大いに盛り上がる有意義な時間となりました。
改めまして、高知青年部様には、大変ご多用の中、当勉強のために事前準備をして頂き、また遠路名古屋まで足をお運び頂きましたことを心より感謝御礼申し上げますとともに、~高知から愛知へ~のテーマ通り、高知の熱い情熱を引き継がせて頂くことをお約束し、報告とさせて頂きます。誠に有難うございました。
第23回ビルメンテナンス青年部全国大会in福岡に参加して
今回のビルメンテナンス青年部全国大会、福岡での開催は20年ぶりとのこと。
前回の開催は20世紀の最終盤であり、そして今回は福岡にとってみれば21世紀に入って初めての開催ともいえます。
21世紀も、四半世紀を迎える今日、我々ビルメンテナンス業に携わる者たちにとって今の社会のニーズにどう向き合っていくのか。まさに、その問いに答えるべくして今回の福岡全国大会があったと言っても過言ではないでしょう。
シンポジウムテーマを「建築物環境衛生サービスの新潮流~いま何が求められているのか!~」を主題として設定し、その一定の方向性と解答を導き出すべく基調講演を『ビルオーナーはいま何を求めているのか?!』(講師:清宮 仁 氏)と題して、都市ビル環境の日に合わせて催すという斬新さと野心性をそなえた注目すべき大会でした。
大会式典、全国協会の一戸会長のご挨拶と福岡協会 野田青年部長、そして金子九州地区本部長(福岡県ビルメンテナンス協会会長)のご挨拶とつづき、福岡大会 山田実行委員長による、博多手一本による懇親会閉会と、滞りなく今大会を終えました。
時間が足りないくらいのあっという間の大会であり、まさに、“博多っ子”のエネルギー溢れる大会であったといえます。
福岡というこのエネルギー溢れる場は、一体どういう構造なのか、そしてそのエネルギーは一体どうして湧き上がるのかを問えば、その答えの一つとして、九州福岡独特の文化と長い歴史を挙げることが出来るでしょう。
その文化と歴史を構築してきたのは、まさしく“ヒトたち”であって、その“ヒトたち”の文化と歴史に彩られた都市=福岡での開催は、我々ビルメンテナンス業界に携わる者たちのこれからの未来を捉え直す良い機会であったと感じます。
金子会長の「眼前の現在と過去に真摯に向き合うなら、我々は必ず《未来からの挨拶》を受け取ることができる」という言葉には、我々が目指すべき明らかな道標的意味が込められているような気がします。
過去=現在=未来を軸に我々ビルメンテナンス業界の在るべき姿を紡ぎ出そうとする姿勢は、私どもも共感すべきことでした。
様々な啓示的な思いを受けながらの二日間であり、また余談ながら、このエネルギーと独特の文化と歴史に触れたことで、ちょっと頭の片隅に、ひょっとしたら日本の起こり(邪馬台国)はやっぱり九州は福岡であるのかもしれないと思わせる二日間でした。
こうして脈々と続く青年部全国大会を更に続けることと同時に、我々の未来を如何に築き上げてくか、そして次世代に繋いでいくか。
それが青年部全国大会に課せられている一つの使命とも言えますし、言い換えるならば、日本全国の多くのビルメンテナンス青年部の日々の成果と個々の努力を総合し、現代社会に対して大きなうねりとして未来へ繋げていく場を提供することが、青年部全国大会の持つ大きな役割の一つなのであろうと改めて考えさせられました。
次回は私どもの愛知が開催地です。
愛知としては史上初、また新元号に改まって初の開催地でもあります。
その意味において“初”ものの大会になろうかと思いますが、良い意味で尾張国・愛知の開催を『おわりはつもの』=熟した逸品とみて頂けるよう我ら愛知の青年部も日々検討会を重ねています。
青年部全国大会という場を借りて未来へ歩むべく、気持ちを新たに愛知ビルメンテナンス協会青年部一丸となって邁進致します。
関係各社様のご支援賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
開催日:10月4日(木)、5日(金)
会場:ホテルオークラ福岡 平安の間
青年部 平成30年度 8月事業 報告書
この度、下記の内容で青年部事業委員会の事業を行いましたので、ご報告致します。
題名:「ドラッカーに学ぶマネジメントの基本と実践」
日時:2018年8月2日 10:00開始~17:00終了
場所:オランダヒルズ森タワー24階
主旨:
リーダー、マネージャー、課長など呼び名は違いますが、「人の上に立つ人」には共通の役割があります。それは、「部下の能力とやる気を高めチームとしての成果をあげること」です。ドラッカーは、人類史上初めて「マネジメント」という分野を体系化した人だと言われています。ドラッカー経営学の全体像とその本質が理解できれば、組織の中でマネージャーが何をすべきかということが明確になります。このセミナーでは、ドラッカー経営学をベースにして、チームを率いるマネージャーが部下と共に高い成果をあげるにはどうすればよいかを、個人はどうすればよいかを、個人ワークやグループ討議を通じて一緒に考えていきます。
講師:
有限会社ボナ・ヴィータコーポレーション 代表取締役 國貞克則 氏
参加者:
勝野宜也 酒井秀京 今村充孝 澤田尚希 原太一 稲垣太一 高木規宏
大山優 高木良太 野川真史 佐藤誠 古谷徳生 計12名
【事業内容】
1.研修内容
① ドラッカー経営学の全体像とその本質
- ドラッカーを理解するために知っておくべき2つのこと
- 組織が果たすべき3つの役割(task)
- 3つの役割を果たすための4つの機能(function)
このセクションでは、ドラッカー経営学の概要として、ドラッカーが社会を生き物としてとらえ、その中で組織は機関であると言っていることを教わりました。また機関であるということは、目的を持っていて然るべきであり、企業の目的は顧客を創造することだとドラッカーが述べていることを学びました。
② 素敵なリーダーとは
- 素敵なリーダーがどんな人かはだれもが知っている
- 管理するだけでは人はついてこない
- マネージャーの5つの基本業務と必要な資質
このセクションではグループで素敵なリーダーの特徴について討議しました。その上でマネージャーの5つの基本業務と、それを遂行するために必要な資質について教わりました。
③ コミュニケーションは手段ではない
- 組織の問題はコミュニケーションの良し悪しの問題
- 人は同じ事実を違ったように見ている
- 傾聴だけではコミュニケーションは成り立たない
- 最高のコミュニケーションとは何か
このセクションでは、コミュニケーションゲームを通して、相手の価値観、情報量、立場によってモノの見方が千差万別であり、伝えたいことを伝えることの難しさを認識しました。上司と部下が共通の目的や共通の成果について話し合い、「私たち」という関係を作ることが重要であり、良い会社は下から上へのコミュニケーションが良好な会社であると教わりました。
④ 部下と一緒に成果をあげるために
- モチベーションが上下する理由を知る
- 最も仕事にやりがいを感じるときの要因は何か
- 「責任」と「達成」がキーワード
- 部下とチームの目標を共有する
- 目標管理が誤って使われている
- 「強み」「仕事のやり方」「価値観」で人を活かす
- 上司をマネジメントする
このセクションでは、人がやりがいを感じる要因について列挙し、部下のモチベーションを上げるにはどうしたらよいかをグループで討議しました。モチベーションを上げるにあたっては、上司と部下が共通の目的・目標の下で、チームが一丸となっている状況が前提になくてはならないこと、また部下に単に好きなことをさせるのではなく、部下には貢献への責任を担ってもらわなければならないと教わりました。
⑤ 有意義な目的とコミットメント
- 退職したいという部下に対して…
- 仕事に対する想いはあるか
- リーダーにカリスマ性などいらない
- なりたい自分を明確にする
このセクションでは、グループワークで退職したいという部下に対して上司としてどう振る舞うべきかをロールプレイングを通して学びました。その上でリーダーとしてどうあるべきか、優れたリーダーとはどのようなリーダーなのかを教わりました。
2.研修所感
ドラッカー経営学の観点から、マネージャーの役割について改めて考えるきっかけとなりました。各自が自社に置き換えて研修を受けたことにより、自社でできていること、できていないことを再認識することができました。講師からは、講義を通して学んだことを持ち帰り実践しなければ意味がないと教わりました。今後は今回得られた内容を基に各自フィードバックして行動に移して参ります。
平成30年5月21日(月)午後4時30分から、協会事務局会議室において、会員21名の出席をもって青年部の総会が開催されました。
総会では、田中 宏部会長の挨拶の後、三永ビルド(株)の工藤氏を議長に選出し、2議案について審議が行われました。
質疑の後の採決により2議案とも原案通り承認されました。
議事の後、西日本サミットIN熊本の開催、会員状況等について報告がありました。
【議事】
・第1号議案 平成29年度事業報告及び収支決算報告(案)について
・第2号議案 平成30年度事業方針、計画決算、収支予算(案)について
青年部 平成29年度 2月事業 報告書
この度、下記の内容で青年部事業委員会の事業を行いましたので、ご報告致します。
題名:「人材の確保と定着率の向上・売上向上について」の研修会
日時:14:00開始(受付13:45)~17:00終了
場所:大成株式会社 研修センター 4F会議室
主旨:
どの企業においても人手の確保に悩む時代が到来。研修を通じ、外国人技能実習制度の基本概要や具体例、導入のメリット、デメリット、リスクを学びます。また、まだ名古屋では広がっていない採用方法、福利厚生を活用した採用の差別化、社員満足度の向上の方法を学び、人材の効率的な確保と安定的な定着のヒントを得ます。
講師:
(1)大成株式会社 安部 公一 様(第1部)
(2)株式会社ぶりっじ 奥山 勝弘 様(第2部)
参加者:
田中宏 勝野宜也 本多伸也 酒井秀京 今村充孝 稲垣太一 福岡輝道
野牧久嗣 秋山佳生 松本惠介 藤崎修一朗 工藤信男 大山優 高木良太
広野祐介 野川真史 加藤大智 長谷川章 高橋正剛 伊藤一浩 計20名
【事業内容】
1. 開会 司会:今村充孝
2. 部会長挨拶:田中宏
3. 閉会 挨拶:勝野宜也
4. 研修内容
第1部:外国人技能実習制度について
(1) 技能実習制度の概要と目的
(2) 技能実習制度の現状
(3) 当社(大成(株))の取組みの経緯と目的
(4) 取組みのスキーム(面談・現地教育・入国など)
(5) 入国後の受入れフォロー体制
(6) 取引先からの評判
(7) 本制度活用にあたり苦労した点と今後の注意点
(8) ベトナム国・ベトナム人について
第2部:人材確保と売上向上について
(1) 東海エリアの採用状況と採用力強化
(2) 福利厚生を活用した採用の差別化、社員満足度の向上について
(3) AIを活用した売上向上の方法
5.研修所感
興味はあるが内容や概要、実状が分かっていない外国人技能実習制度を経験のある企業(大成)から丁寧に教えて頂き、各社の制度導入是非の参考になりました。
また、近年の労働者が企業のどこを重要視して選ぶのか、その傾向を学び、人材確保、定着率の向上を「福利厚生」を充実させることで叶えられる可能性があるという新たな視点を勉強できた。
今後の会社運営において、今回の講義内容は参考になるものになりました。
大成(株) 安部 公一様
(株)ぶりっじ 奥山 勝弘様
当会青年部と静岡ビルメンテナンス協会青年部との合同事業が開催されました
合同事業タイトル「公共大規模施設視察~中部国際空港を滑走路から学ぶ~」
平成29年11月28日、29日の二日間、当会青年部は静岡ビルメンテナス協会青年部と合同事業を開催しました。
初日は愛知18名、静岡7名で中部国際空港セントレアを訪問し大規模施設の視察研修を行いました。普段とは違う視点で見学をし、先ずは離着陸する飛行機を滑走路上から見学し、その迫力に圧倒されました。
また巡回ツアーでは、厳重なセキュリティーチェックシステムや空港職員の役割、滑走路内を詳細に説明してくれるガイドさんの姿から、我々ビルメンテナンスが担う役割、サービスの質、それを支える人材について、多くの気づきや学びを得ることができました。
懇親会においても、皆積極的に席を移動しながら活発な意見交換等ができ、大変良い時間とすることができました。
当県で再来年に開催を予定している青年部全国大会の運営方法についても、開催経験のある静岡県の会員にアドバイスを受けることができ有意義な事業となりました。
また2日目はゴルフコンペを開催することで、更に懇親を深めることができました。
静岡青年部とは、昨年11月に行われた静岡県地震防災センターでの視察研修に続き、今回は2度目の合同事業でした。
静岡青年部の佐藤部会長始め皆様に感謝申し上げますとともに、今後更に関係を深め、末永いお付き合いをお願い申し上げます。
青年部「ディズニーランド研修」を開催しました
「ディズニーアカデミー」の「キャストトーレーニング」に参加することで、企業が従業員に対してどのように組織の理念を浸透させるのか、その中で自ら行動をさせる動機付けをどのように図っていくかを学びました。
日 時:平成29年9月22日(金)9:30~15:15
場 所:ディズニーアンバサダーホテル「ハーモニー」
講 師:矢田優子様
参加者:
田中宏 勝野宜也 本多伸也 今村充孝 稲垣太一 高木規宏 福岡輝道
野牧久嗣 鈴木晶博 藤崎修一郎 野川真史 西村健太郎 林紀宏 砂月貴和
【事業内容】
1.開会 司会:今村理事
2.部会長挨拶:田中部会長挨拶
3.ディズニーアカデミープログラムの目的
企業においての人の重要性を理解し、ディズニー流の人材を育成する際のマインド
とスキルを学ぶ
4.研修内容
(1)人の重要性と組織力
・企業における人の重要性
・組織力を発揮するための方法
(2)教育とトレーニングの考え方・仕組み
・教育とトレーニングの考え方
・仕組み/制度
(3)ディズニートレーナーのマインドとスキル
・ディズニートレーナーが心がけていること
・トレーニングを効果的に行うポイント
・トレーニングサイクル
①自分の準備 ②相手の準備 ③仕事の説明 ④実践 ⑤フィールドバック
・ロールプレイング
(4)目指すべき姿
■ 研修を終えて
ディズニーリゾートの価値観・目指すゴール・行動規準を踏まえ自分たちの企業・職場に当てはめたトレーニングでは社内の目指す方向性を振り返る切っ掛けになりました。
トレーニングの方法としてはまずマインドから入り、行動を細分化し、教える段階をつくることで、各トレーニー(トレーニングを受ける人)に合わせた研修を作る事が学べ、ロールプレイングを入れた楽しい研修でした。
今後は各社フィードバックして生かしていきます。
平成29年5月22日(月)午後4時から、協会事務局会議室において、青年部の総会が23名の会員が出席し開催されました。
総会の開催にあたり、田中宏会長から挨拶があり続いて議事に入り、議長には株式会社ビケンテクノの広野祐介氏を選出して提出された4議案について審議が行われ、すべての議案について原案どおり承認されました。
【議事】
第1号議案 平成28年度事業報告及び収支決算報告の承認について
第2号議案 平成29年度事業方針、計画案、収支予算案ついて
第3号議案 平成29年度役員改選案について
第4号議案 平成31年度青年部全国大会の誘致について
■ 平成29・30年度の役員
会長 田中 宏 株式会社 建光社
副会長 勝野宜也 株式会社 セイコー
幹事長 本多伸也 テムズ中日 株式会社
理事 酒井秀京 豊興業 株式会社
理事 今村充孝 タイガー総業 株式会社
理事 澤田尚希 株式会社 リブライト
理事 原 太一 松本テクニコ 株式会社
理事 稲垣太一 コニックス 株式会社
理事 高木規宏 昭和建物管理 株式会社
監事 福岡輝道 福佳 株式会社
平成28年度 青年部 忘年例会
平成28年12月21日(水)、18:30より、中区の「ビストロ ラ ポルト マルセイユ」にて青年部 忘年例会を行いました。
17名の参加となりました。
今回の主旨は、一年を振り返り、青年部会員相互の更なる連携を図るため、事業報告会を行うとともに事業を通して自社に持ち帰ったことや成果等、意見交換を行いながら、親睦を深めるというものでした。
冒頭、田中部会長より、部会員に対し、今年行ってきた各種事業活動の労いを頂き、また今後業界の更なる発展に貢献すべく、青年部の役割、意義等についてお話を頂きました。
続いて、勝野副会長、今村事業広報委員長、酒井総務交流委員長から所感及び、来年の取り組み内容について発表し、山口相談役の御発声にて懇親会をスタートさせました。
懇親会においては、青年部設立から1年余の活動を続けてきたこともあり、昨年度設立直後に行なった、自己紹介が中心の忘年例会とはまた違ったものとなり、今回は、今後の事業や、組織の在り方について、人材育成について等々、皆それぞれが青年部への関わりの中で感じていることを議論し、1年を振り返ると同時に、来年を展望する有意義な時間となりました。
そして、本多幹事長が、来年の青年部と各社の発展を祈念し、お開きとなりました。
田中会長のご挨拶でもありましたが、次世代を担う我々の成長が、業界の成長に繋がるということを改めて感じ、来年の更なる活動活性化に向けた非常に良い懇親会となりました。
最後になりますが、美味しいお酒とお料理を提供して頂きました「ビストロ ラ ポルト マルセイユ」様、有難うございました。
静岡・愛知ビルメンテナンス協会青年部 共同事業 防災勉強会「地震防災からビルメンテナンスを考える」
平成28年11月25日(金)、静岡ビルメンテナンス協会青年部と共同事業を行いました。各青年部参加者は、愛知12名、静岡12名でした。
趣旨は、南海トラフ大地震が近い将来発生すると言われる中、隣接県である静岡ビルメンテナンス協会青年部とともに、地震対策についての知識を学び、自社の対策は勿論のこと、ビルメンテナンス会社として社会に貢献できることは何かを共に考えるきっかけとすること。
更には、共同で当事業を創り上げる中で、意見交換しながら親交を深めることにより、相互の青年部の発展と今後の協力体制を図ることでした。
第一部は、静岡県地震防災センターにて、三島環境防災福祉研究所 所長 古長谷稔氏をお迎えし、ご講義「南海トラフ巨大地震を迎え打つ」を受講しました。
南海トラフ巨大地震と近年発生した地震との違いや、熊本地震から学んだこと、ボランティアの在り方、地震に備え準備しておくもの等々、今までの研究成果或いは実体験踏まえ、分りやすくお話を頂き、多くを学ぶことができました。
第二部は、古長谷氏が、静岡県地震防災センター施設内をご案内下さり、第一部で学んだ長周期地震動や、地震発生時の津波被害予測データの解説、家庭で備蓄すべきものと量について等、展示物の解説を頂きました。
また、屋外では、全員が地震体験車に乗車し、マグニチュード7-8規模の実際の地震の揺れを体感し、椅子に座り続けることもできない恐ろしさを経験することができました。
第三部は、古長谷氏も交え、静岡ならではの美味しい食事をしながら、地震対策について、或いは青年部の互いの現状、展望、事業活動内容のアイデア等々、活発な意見交換をし、親睦を深めることができました。
今回の事業を通し、南海トラフ地震を具体的に知ることで、防災意識が高まり、食糧備蓄、避難ルートの確認等、今先ずやれることから一つずつ確実に防災対策をすることの大切さを学び、共同事業にて頂いたご縁で、今後災害時の連携の可能性、助け合える関係も生まれました。
また、静岡、愛知の繋がりを大切にし、今後、青年部活動に更なる地域的な広がりをもつ大きなきっかけにできたと思います。
最後に、共同事業を行って頂いた杉崎部会長はじめ、静岡ビルメンテナンス協会青年部の皆様、ご講義頂いた古長谷様に心より感謝申し上げ、ご報告と致します。
第21回ビルメンテナンス青年部全国大会in岩手県に参加して
「共に紡ごう、新たな時代を」をテーマに掲げ、21回目の青年部全国大会が平成28年10月13日(木)、14日(金)の2日間、岩手県のホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGにて開催されました。
驚いたのは、岩手県の青年部は設立後1年経つ間もなく全国大会の開催地として名乗りを挙げたということ。
そのエネルギッシュな情熱はこの大会テーマと企画設営にも表れてました。
青年部大会式典
一戸会長あいさつ
例えば、部会長会議や意見交換会では“今後の青年部の在り方とは”の提言に基づいて考える設えがあり、全国における各青年部の連携についてなど様々な意見交換ができました。
その中で、各青年部のバックアップ体制や運営方法の違いなど、全国の青年部が一体となるために越えなければならないハードルも浮き彫りとなり、これからの青年部の在り方に向けて大きな一歩になったことを実感しました。
記念講演では、講師である漆産業の会社を経営者されている松沢卓生氏のお話から、国内にある漆の98%は中国産で日本産はわずか2%しかないことや、漆業界の職人の減少及び高齢化による後継者問題などが危惧されている現状を知りました。
そんな状況の中、松沢氏は漆の新たな価値を見出す取組みをされており、漆の商品で様々な賞を受賞して海外にも漆の普及を積極的にされていることをお聴きし、ビルメンテナンス業界も現状維持に留まらず、常に新しい取り組みをしていかなければならないという思いに駆られました。
愛知BM青年部も立ち上がってから一年が経ちました。
新たな時代を紡いでいくためにも、よりエネルギッシュで積極果敢な取り組みをしてまいります。
青年部のホームページでも活動の内容や写真をアップしてまいりますので、是非ご覧いただければと思います。
今後も私ども青年部へのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
青年部「国際相互理解研修会」を開催しました
平成28年9月3日(土)10時から15時まで、愛知ビルメンテナンス協会青年部の事業として、「青年部国際相互理解研修会」と題した勉強会を、大成株式会社 研修センターにて開催しました。
青年部会員の参加者は、17名。
労働集約型産業であるビルメンテナンス業界にとって、労働力の確保は各社にとって非常に重要な課題であると推察されます。
少子化や労働人口の減少が進む昨今、近い将来、外国人労働者や外国人の二世の雇用も頻繁に行われると思います。
そこで、今回、外国にルーツをもち、或いは異文化の中で生活する人々とコミュニケーションし、相互理解を深めることを学ぶ機会として、当事業を企画実施しました。
研修会の前半は、NPO法人にわとりの会 会長 丹羽典子様と、株式会社グローバルスタッフサービス社長 八神守隆様にそれぞれご講義を頂き、外国人二世の現状と、今後どのような社会を創るべきかについて、また、外国人雇い入れる際に必要な異文化理解をすることで、誰もが働きやすい職場環境を創るための考え方を、具体的事例等をご紹介頂きながら、多くを学ばせて頂きました。
国や地域が変われば、常識も考え方も変わりますが、先ずは相手を尊重し、相手を理解することの大切さを学びました。
NPO法人にわとりの会 丹羽会長
講師方々を交えた昼食質問会のあと、研修の後半は、フィリピン、ブラジル、トルコにルーツをもつ小・中・高校の学生さんたち7名をお招きし、ビルメンテナンス業務の体験会を通して、交流させて頂きました。
先ずは、ビルクリーニング競技会に基づく有資格者によるデモンストレーションを行い、清掃業務について説明を行いました。
続いて、実際に、ポリッシャー、立ち乗り床洗浄機、清掃ロボット操作の体験を行ってもらいました。
学生さんたちは、楽しそうに操作し、周囲から自然と感嘆の声や拍手が沸き起こり、素晴らしい交流をすることができました。
終了後、学生さんたちからは、難しかったけど楽しかった、掃除のイメージが変わった等の感想を頂きました。
講師を交えた質問会
学生さんたちに清掃業務の説明
ビルクリーニング競技会の
デモンストレーション
ポリッシャー体験
これから近い将来、外国人労働者、或いは異文化や生活習慣の違う人々が増え、当たり前のように彼らと同じ職場、会社で同僚となる社会が到来すると考えられます。
今回の研修会を通して、言葉や文化は違えど、コミュニケーションや互いを思いやることの大切さは変わらないことを改めて感じることができ、今後、職場や会社において、今回の貴重な体験を通して学んだことを、実践していきたいと思います。
研修会に参加いただいた皆さん
平成28年5月17日(火)午後4時から、協会事務局会議室において、青年部の総会が開催されました。
総会の開催にあたり、田中宏会長から青年部会員へのお礼の言葉に続いて議事に入り、議長には株式会社リブライトの澤田尚希氏を選出して提出された5議案について審議が行われました。
【議事】
第1号議案 平成27年度事業報告の承認について
第2号議案 平成27年度決算の承認について
第3号議案 平成28年度事業方針・計画について
第4号議案 平成28年度事業予算案について
第5号議案 規約の変更について
第1号議案と第2号議案については酒井総務交流委員長から説明があり、両議案を一括決議の結果、原案どおり承認されました。
第3号議案と第4号議案については今村事業広報委員長から説明があり、両議案を一括決議の結果、原案どおり承認されました。
第5号議案について酒井総務交流委員長から説明があり、決議の結果、これも原案どおり承認されました。
第21回世界ビルメンテナンス大会に参加して
平成28年4月4日(月)~4月6日(水)の3日間、第21回世界ビルメンテナンス大会が東京都の東京国際フォーラムにおいて開催されました。
東京国際フォーラム
開会式典(一戸隆男 会長)
歓迎レセプション
(歌舞伎「連獅子」)
大会のスケジュール
【 4月4日(月) 13:00~16:00 】
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開会式典
・主催者挨拶 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会会長 一戸隆男 様
・寛仁親王妃信子殿下の「おことば」
・来賓ご挨拶、海外参加国紹介
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基調講演(1)
テーマ:「社会面・環境面で持続可能なまちづくりと公衆衛生:現代設計、設備管理とビルサービスの役割」
講師 グラハム・アラバスター氏(WHOシニアテクニカルアドバイザー)
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基調講演(2)
テーマ:「組織の変革とリーダーシップ=ピンチはチャンス」
講師 小菅正夫氏(旭川市旭山動物園 元園長)
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歓迎レセプション
・日本固有の演劇・芸能の歌舞伎ショー「連獅子」の見学
・立食パーティ
【 4月5日(火) 9:30~17:00 】
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スポンサーセッション(1)
テーマ:「インターネット・オブ・クリーンの時代へ」
講師 イルハム・カドリ氏(ディバーシーケア・プレジデント)
山口十一朗氏(シーバイエス株式会社 代表取締役)
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文化セッション(1)
テーマ:「経営者のこころのよりどころ」
講師 山田法胤氏(薬師寺管主)
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文化セッション(2)
テーマ:「江戸時代のビルメンテナンス」、
講師 徳川恒孝氏(公益財団法人徳川記念財団 理事長)
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ビジネスセッション(1)
テーマ:「日本の強みを活かしたビルメンテナンスの可能性-日本古来の゙からくり゙から最先端の゙ロボッドまで-」
経済産業省主催 座談会
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ビジネスセッション(2)
テーマ:現場力を養う人材育成のあり方~「新幹線お掃除の天使たち」になぜ世界が注目するのか~
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東京湾クルーズ
シンフォニーモデルナ号 船上パーティ
【 4月6日(水) 9:30~16:00 】
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スポンサーセッション(2)
テーマ:「テクノロジートレンド-新しい清掃技術がビルメンテナンス業界を変える」
講師 マーカス・アッシュ氏(アルフレッドケルヒャー社 副会長)
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特別講演
テーマ:「元気に働く~健康産業イメージの構築~」
講師 谷田大輔(株式会社タニタ 前代表取締役社長)
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ビル管理業務マネジメントセミナー
テーマ:「省エネ・環境性能でビルが選ばれる時代~省エネ改善に向けたビルオーナー・ビルメンの協働~」
講師 清宮仁氏(株式会社昌平不動産総合研究所 取締役主任研究員)
金子誠氏(公益財団法人全国ビルメンテナンス協会 設備保全委員会委員長)
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スプリングボードセッション
テーマ:「生活文化産業としてのビルメンテナンス業」
パネルディスカッション
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ガラディナー、会長交代式及びドイツナイト
ホテル椿山荘東京
また世界ビルメンテナンス大会と同時並行して、ビルメンテナンスフェアTOKYO2016(第21回世界ビルメンテナンス大会トレードショー)も同会場にて、4月4日~5日の2日間行われました。
70社を超える企業による展示会、ビルメンロボットによる清掃デモンストレーション、特設会場での「ビルクリーニング複数等級化に向けて対応した新たな訓練方法実演と解説が行われ、多くの方の注目を集めていました。
ビルメンテナンスフェア会場
私自身は、残念ながら2日目のみの参加となってしまいましたが、それでも様々な企業の展示ブースを見学し、多くの貴重な講演を受講したことで学ぶ機会となりました。
今大会に参加したことは自分自身に大きな刺激となり大変有意義で貴重な経験を得ることが出来たと考えております。
2月2日(火)愛知ビルメンテナンス協会青年部により、施設見学会を行なった。参加者は、青年部会員15名。
テーマ「超高層ビルと新旧建築物の比較をして考える。」のもと、2014年3月7日に全面開業し、高さ日本一(300m)で、最新のビル管理設備を備えた「大阪あべのハルカス」と、1871年に創設され、東京、長野オリンピックのメダルが造られ、現在もコイン貨幣通貨を造幣している大阪造幣博物館(実際の貨幣製造工程及び博物館)を視察した。
特に、あべのハルカスでは、雨水貯水槽、バイオガス設備、各種発電設備、制振振り子など巨大なビルを支える最新鋭の設備と技術を目の当たりし、また詳細な説明を受けることで改めてビルメンテナンスという仕事の重要性を感じることができた。
また、夕方より、大阪ビルメンテナンス協会青年部の有志の方々と会食をしながら、親交を深める機会も頂き、大変有意義な施設見学会とすることができた。
2015年度青年部忘年例会
2015年12月17日(木)、18時より、飲食店「さんまる」会場にて開催され、青年部会員21名が参加しました。
内容について、以下の通り、ご報告致します。
【開会にあたり】
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青年部会長 田中氏挨拶
青年部設立の趣旨、目的と、若手が集い、ともに学び、力を合わせて活動していくことの意義等について、お話を頂きました。
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青年部相談役 山口氏挨拶
会社の枠を越え、青年部が活動をしていくことは、愛知ビルメン業界にとって、多大な貢献であり、益々の活躍を期待する旨のお言葉を頂きました。
【委員会報告】
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事業広報委員会
2月2日(火)に行われる視察見学事業についての趣旨説明。
『超高層ビルと新旧建築物の比較で考える』とし、大阪造幣局と、あべのハルカスの視察、及び意見交換会を実施予定。
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総務交流委員会
総務交流委員会での初事業である当忘年例会開催と参加のお礼。
更に、今後の事業についての企画立案への協力と、積極的な委員会会議参加の要請。
【懇親会】
青年部幹事長本多氏の乾杯の後、21名で懇親を深めることができました。
全員が一人一人改めて自己紹介を行い、仕事についてのみならず、趣味や今後の抱負などの発表を行いました。
お互いを知り、業界をともに盛り上げていく仲間として、楽しく有意義な時間となりました。
最後に、青年部副会長勝野氏より、今後の更なる部会発展を期し、締めとなりました。
今回の忘年例会においては、多くの会員の方々に参加して頂き、心より感謝申し上げます。
今後、青年部会員同士が絆を深めるとともに、更に多くの仲間を巻き込み、愛知ビルメン業界の活性化と発展に寄与できるよう、意義のある事業を行って参りますので、引き続きご指導宜しくお願い申し上げます。
第20回ビルメンテナンス青年部全国大会IN神奈川に参加して
平成27年11月5日(木)、第20回ビルメンテナンス青年部全国大会が神奈川県のローズホテル横浜において開催されました。
愛知ビルメンテナンス協会青年部として参加する最初の大きなイベントとなります。
田中部会長を始め12名の部会員が出席致しました。
全体としては、24都道府県から120名の方が出席されました。
大会スケジュールとしては記念交流例会から始まり、記念講演講師としてテレビ東京「開運なんでも鑑定団」に初回より出演されている北原照久氏(ブリキのおもちゃ博物館館長)より演題「夢の実現、ぼく流ツキの10箇条」という北原氏ご自身の経験から、夢への実現に至った、根底に流れる絶対的プラス発想の姿勢、ツキの法則などを披露して頂きました。
講演の中でも出てきました夢実現の為の3条件及びツキの10箇条―
夢実現の為の3条件
- 自分の夢を熱く、情熱的に、楽しく人に語ることが出来ること。
- 夢が実現した後の事をイメージする出来ること。
- 夢を実現するまでやり続けることができること。
ツキの10箇条―
- プラス思想 万象肯定 万象感謝
- 勉強が好き
- 素直 聞く耳を持つ
- 感心
- 感動
- 感謝
- ツイている人、笑顔がある人と付き合う
- 親孝行
- 褒めること
- ツキはツイていると思っている人につく
講演を受け、何事にも感謝する事の大切さを改めて気づくことが出来ました。
記念交流例会終了後、大会式典がはじまりました冒頭、今大会の実行委員長山本卓様、神奈川県青年部部会長 在里徹様の挨拶・開会宣言に始まり、来賓の方々の挨拶、全国ビルメンテナンス協会会長 一戸隆男様 世界大会実行委員長 大竹清治様より2016年4月4日(月)~6日(水)にかけ東京国際フォーラムにて開催される第21回世界ビルメンテナンス大会についてのPRが行われた後、無事閉会となりました。
式典後の懇親会では全国各地の青年部会員同士大いに交流を深め、意見交換を行い、今大会のテーマである「つなぐ」を達成することが出来ました。
翌日行われたエクスカーションでは交流ゴルフコンペ組と神奈川横須賀観光ツアーの2班に分かれ、前日同様、参加者それぞれが全国の仲間たちとつながりや絆を作ることが出来、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
愛知ビルメンテナンス協会青年部はビルメンテナンス業界のこれからを担う立場の者の集まりです。
今後、全国の青年部の皆様と連携・協力し、業界の発展・進歩に寄与していきたいと考えていますので会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
一般社団法人 愛知ビルメンテナンス協会 青年部がスタート
平成27年10月1日(木)午後3時から東京第一ホテル錦3階「ドルチェ」において、青年部の設立総会が開催されました。
田中宏 発起人代表(株式会社 建光社)の開会挨拶に続いて来賓としてご出席いただいた加藤憲司協会長及び愛知県警備業協会青年部の櫻木達浩部会長(大起警備保障 株式会社)から激励のお言葉をいただきました。
総会では、青年部入会希望者25名のうち23名の出席を得て、進行は勝野宜也氏(株式会社 セイコー)が務め、議長には高木良太氏(太平ビルサービス 株式会社)が選出され次の議案について審議が行われました。
議事
- 第1号議案 一般社団法人 愛知ビルメンテナンス協会青年部規約(案)について
- 第2号議案 役員の選出について 及び相談役の設置について
- 第3号議案 平成27年度事業計画・予算(案)について
第1号議案について田中発起人代表から、第2号議案については今村充孝氏(タイガー総業 株式会社)から、また、第3号議案については酒井秀京氏(豊興業 株式会社)から説明があり決議の結果、各議案は原案どおり可決されました。
青年部役員・相談役
会長 |
田中 宏 |
株式会社 建光社 |
副会長 |
勝野宜也 |
株式会社 セイコー |
幹事長 |
本多伸也 |
テムズ中日 株式会社 |
理事 |
酒井秀京 |
豊興業 株式会社 |
理事 |
今村充孝 |
タイガー総業 株式会社 |
監事 |
福岡輝道 |
福佳 株式会社 |
相談役 |
山口義浩 |
三永ビルド 株式会社 |
青年部会長始め各役員ひとり一人からの就任の挨拶に続き本多伸也幹事長(テムズ中日 株式会社)から力強く青年部設立宣言がされました。
午後4時からは、本多幹事長の進行で講師にJSパートナー 株式会社 代表取締役 福島文二郎氏による「人材を育てる法則 -ディズニーに学ぶー」と題した記念講演会が開催され、一般会員を含めて60名の参加者が熱心に聴講し、会場からの質問もあり有意義な時間を共有することができました。
また、午後5時15分からは場所を11階「アンピオ」に移して加藤会長、水藤、吉田両副会長始め協会の各理事及びご講演をしていただいた福島文二郎氏を交え今村充孝青年部理事の司会と吉田副会長の乾杯で祝賀会が盛大に開催され、本日ここに一般社団法人愛知ビルメンテナンス協会の青年部が船出(スタート)しました。