講習会レポート
2026年3月6日
経営セミナー
「ビルメンテナンス業界 生成AI活用セミナー ~明日から使える実践的なAI活用法を学びましょう~」
経営管理委員会 委員長 酒井秀京
2026年3月6日(金)、当協会経営管理委員会主催による経営セミナー「ビルメンテナンス業界 生成AI活用セミナー ~明日から使える実践的なAI活用法を学びましょう~」を開催いたしました。当日は大成研修センターにて合計32名の皆様にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。
講師には、スノーフレイク・コンサルティング合同会社代表の中島正博様をお迎えしました。中島様は2023年にChatGPTが登場して以来、生成AIを業務活用され、現在は企業向け生成AI活用研修や名古屋商工会議所の生成AI活用相談窓口の相談員や各種ワークショップなど広くご活躍されています。今回、概念的な理論に留まらず、「現場で明日からどう使うか」という実践視点から、生成AIの基礎知識、ツールの選定基準、利用上の注意点を丁寧にご解説いただきました。

現在、ビルメンテナンス業界は深刻な人手不足や、熟練スタッフの技術継承といった大きな課題に直面しています。AIの進化が目まぐるしい一方で、現場では「生成AIという言葉は聞くが、具体的にどう業務に繋げればよいのか分からない」「操作が難しそうで手が出せていない」という声が多く聞かれるのが現状です。本セミナーでは、こうした先入観を取り除き、AIを「特別な技術」ではなく「日々の業務を支える身近な道具」として捉え直すことを主眼に置きました。
講義の中では、中島様よりビルメンテナンス業務に直結する具体的な活用事例が多数紹介されました。例えば「清掃作業報告書」「事故顛末報告書の作成」や会議の録音データから「議事録作成」や「要点整理」、「新人教育マニュアルの作成」では複雑な作業工程や想定される質問を、AIを使って分かりやすく言語化するなどです。これらの事例は、いずれも明日からでもすぐに実行できるものばかりであり、参加者の皆様が熱心にメモを取る姿が非常に印象的でした。
これまで時間とコストがかかっていた「作業の動画マニュアル」も、テキストや写真から短時間で高品質な映像として生成することが可能で、今後言葉の壁がある外国人スタッフへの教育や、複雑なメンテナンス手順の可視化において強力な武器になると確信させる内容でした。
AI技術は今後も進化を続けます。本セミナーを機に、業界全体の生産性向上とDX推進の一助となれば幸いです。
最後になりますが、ご多用のなか貴重なご講義をいただいた中島正博様、ご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

