講習会レポート

2026年3月3日
災害支援セミナー

2026年3月3日(火)、大成今池研修センターにおいて「2025年度災害支援セミナー」を開催しました(参加者20社28名)。

第一部の講演では、防災士で大阪ビルメンテナンス協会の防災アドバイザーでもある共衛代表 三橋 源一氏を講師にお招きし、「ビルメンテナンス事業者が避難所衛生維持に果たす役割と実務」として

1)日本は昔から災害大国であること
南海トラフ地震は「いつ起きても不思議ではない」

2)発災時に何が起こるのか
避難所には、想像を超える人数が押し寄せるかも

3)避難はしたが、我慢できないものは
食事は我慢できるが、トイレは…

4)衛生維持(トイレ清掃)がされないと起こる現象は
災害関連死と密接に関係する衛生管理

5)適正なトイレの数量
避難所の収容人数と便器の個数、既存トイレは使用できないかも

6)携帯トイレ使用時のノウハウ(参加者の実演あり)
7)避難所衛生維持の事前課題

と、備えるだけではなく、「現場で使用するための細かいノウハウ」を詳細にわたって伝えていただきました。

特に実演では、二重にしたビニール袋に、吸水ポリマーを入れ、そこに人肌のお湯を注ぎ込み、排尿の処理方法を疑似体験できました。
また、発生したビニール袋については、できるだけ小さくするため余分な部分は切り取ることや、大量に発生する場合の備えとして、外部に容易に搬出するための運搬用具と保管できる場所の確保、手指衛生に関する資材も相当量必要なこともご説明頂きました。

第二部では株式会社鈴木紙器 代表取締役社長 鈴木 洋氏から、防災用品の開発動機についての話と製品の紹介をしていただきました。段ボール製の簡易トイレ(耐荷重100kg‼)、簡易ベッド、テーブル・チェアセットの現物を会場に展示していただき、参加者は現物に座り、寝そべり、触れて、その感触を確かめていました。

今回のセミナーでは、漠然と備えるだけでなく、現場で活用できる実践的な考え方から「根拠に基づいて備える」重要性が明確になりました。
先ずは身近な家庭と職場から準備していきましょう。

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